43 Folders
〈43 Folders〉は、43個のフォルダを使った情報整理術です。〈Tickler File〉と呼ばれることもあります。日付に関係する情報の扱いを得意としています。 使用するのは、一月~十二月までを割り当てた12個のフォルダと、1日~31日までを割り当てた31個のフォルダ。これらを足した43個のフォルダを一列に並べたものが、43 Foldersの情報ベースキャンプとなります。
たとえば、今日が3月4日だとしましょう。その日開くのは、4日と書かれたフォルダです。4日の次には5日のフォルダが並んでいて、6日、7日、…31日と続きます。31日の次には4月のフォルダがあり、その次には1日、2日、3日のフォルダが並び、その後5月~3月のフォルダが並びます。
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今日開いて中身を出した4日のフォルダは、奥の方にある3日のフォルダの一つ後に移動します。その瞬間、そのフォルダは3月4日のフォルダから、4月4日のフォルダへと変身します。あとは同じ手順を毎日繰り返していくだけです。
ではその日、4月12日に必ず参照したい書類が入ってきたとしましょう。その場合は、12日のフォルダに入れておけばOKです。では、5月12日であればどうでしょうか。その場合は、一旦5月のフォルダに入れておき、5月の月初めにそのフォルダを開けた後、12日に移動させることになります。
このように、日付のフォルダを使い回すことで、物理的なスペースをあまり使うことなく、一年分の情報を取り扱えるようになるのがこの整理法の特徴です。
日本語の情報源としては、「未来の自分にメモを送るタイムマシン、Tickler File の応用」(Lifehacking.jp)というブログ記事がわかりやすいでしょう。
扱うのがデジタル情報であれば、デジタルカレンダーで同じことが実現できます。デジタルカレンダーであれば、5年先でも10年先でも管理できるので、紙の書類などを必要としないなら、そこで管理してみてもよいでしょう。